F1 USGP アメリカグランプリ インディアナポリス・モータースピードウエー

20台でフォーメーションラップをするも、ミシュラン製タイヤを使う14台がスタート前にピットイン。
ブリヂストン製のタイヤを使う、フェラーリ・ジョーダン・ミナルディの6台のみでレース開始。
12台以下のレースはノーコンテストになるはずだが、
FIAフォーメーションラップ時は20台いたことを理由に正式にチャンピオンシップとして認めると宣言。
テレビに映るのは6台のみが走るレース…。


タイヤに極度の負担をかける特殊なレース場であるインディアナポリス
そこに合うタイヤを提供できなかったミシュラン
このままではレーサーの安全を保証できないのにタイヤの交換を認めず、
6台しかいないレースを認めたFIA


レーサーの安全のためにマシンを走行させなかったミシュランの判断は正しかったと思う。
けれど、この後味の悪さはなんだろう?

・米国GPは出走6台だけ…ミシュラン使用7チーム棄権

【ニューヨーク支局】自動車のF1世界選手権第9戦米国GPは19日、インディアナポリスインディアナポリス・モータースピードウエーで決勝が始まったが、ミシュラン製のタイヤを使用する7チームが出走をボイコット、ブリヂストン製タイヤを使うフェラーリなど3チーム6台のみでレースが続けられる異常事態となった。

 同GPでは17日の練習走行でミシュラン製タイヤを使うラルフ・シューマッハー(トヨタ)がタイヤのトラブルで壁に激突した。ミシュラン使用7チームはそのままのタイヤで18日の予選を走行したが、ミシュラン社は分析の結果、決勝を同じタイヤで走行するのは危険と判断した。ミシュランは別のタイヤを急きょフランスから空輸したものの、それも危険であることが分かり、「直線部分にスピードを落とす障害物を設けてほしい」などと要望したが、国際自動車連盟(FIA)から、ルールに反すると却下された。

 決勝ではスタート前のフォーメーション・ラップには全20台が参加したが、予選首位となったヤルノ・トゥルーリの所属するトヨタ佐藤琢磨のBARホンダなど14台は、スタート位置につかずにピットに入り、そのままリタイアした。

 観衆は抗議をあらわにし、ブーイングなどを浴びせ、多くが席を立った。

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 決勝(73周)はミヒャエル・シューマッハーフェラーリ)が勝ち、今季初優勝、通算84勝目を挙げた。2位はチームメートのルーベンス・バリチェロ、3位はルーキーのポルトガル人、ティアゴ・モンテイロ(ジョーダン。トヨタ)が入った。出走した6台はすべて完走した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050620-00000502-yom-spo